
JR東日本は19日、東京・大井町エリアの再開発施設「OIMACHI TRACKS(大井町トラックス)」(東京・品川)でメディア向け内覧会を開催した。新改札で駅直結とし、オフィスや高級賃貸住宅などが入る。オフィスはほぼ満床という。大型広場で駅周辺の回遊性を改善し、駅から周辺の商店街や住宅地に向かう利便性を高める。
大井町トラックスは、JR東の社宅などがあった場所に立つ。2棟の高層ビルと屋外型の商業エリア、大型広場などで構成する。ビルにはオフィスや高級賃貸マンション、ホテルなどが入る。開業は28日を予定する。
オフィス面積は1フロアあたり約5000平方メートルと都内最大級だ。JR東は品川駅や東京駅、羽田空港といった交通ターミナルに近いことを強調しており、既にほぼ満床という。
大井町は歴史ある商店街や住宅が多いため、オフィスなどの来街者に加え、地域住民や商店も交えたにぎわいを目指す。交通系ICサービス「Suica(スイカ)」を駅の改札やオフィスのゲートにかざした人に、地元商店街のクーポンを配るなどの案を検討している。
大井町の長年の課題である駅からの回遊性を改善することも再開発の狙いだ。従来は、駅から商店街や住宅、品川区役所などに向かうには商業施設などを迂回する必要があった。
今回の再開発では、JR大井町駅に「トラックス口」改札を新設。トラックスには計約1万平方メートルの広場や歩行デッキを設け、駅から目的地に一直線にたどり着けるようにした。
JR東の中野貴雄マネージャーは「回遊性の高い通路によって、大井町トラックスの先にある魅力的な商店街にも向かってもらいたい」と説明した。
広場はイベント会場としても使える。2025年に先行開業した高輪ゲートウェイシティなどとは京浜東北線で数分の距離だ。高輪と大井町でイベントを同時開催し、品川周辺を一体的に楽しめるイベントを企画する。

商業エリアはJR東グループのアトレ(東京・渋谷)が手掛ける。アトレでは初の屋外モール型とすることで、ビルの中にとどまらない地域と一体化したにぎわいを狙う。
施設名として「アトレ」を名乗らないのも初めてだ。居酒屋「立呑み 8」や「銭場精肉店」など地元で人気の飲食店も出店する。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。