
アクティビスト(物言う株主)として知られる村上世彰氏らが関わる投資会社エスグラントコーポレーション(東京・渋谷)などのフジ・メディア・ホールディングス(HD、FMH)株の保有比率が5.76%に上昇したことが19日、分かった。保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としている。
同日、村上氏側が関東財務局に提出した大量保有報告書で明らかになった。村上氏側は2月5日にFMHが実施した自社株買いに応募し、保有比率を4.34%まで下げていたが、同中旬から市場内で複数回に分けて取得に動いていた。
投資事業などを手掛けるATRA(東京・渋谷)が新たに1.29%を保有したことが分かった。村上氏の長女、野村絢氏のFMH株の保有比率は2.9%に上昇した。2月中旬では同2.09%だった。旧村上ファンド系の投資会社エスグラントコーポレーションも同1.57%と0.43ポイント上がった。野村氏とエスグラントの保有株式数は変わっていない。

村上氏側は2月13日にFMH株の売買方針に関する声明を公表し、株価の低迷が続けば追加取得に動く可能性を示唆していた。自社株買い後も手元に残った株式についても「株価が低迷する状況では売却できない」としていた。
FMH株の19日終値は前日比0.34%安の3859円だった。13日にはSBIHDなどが保有を6.2%まで増やしたことも明らかとなっており、2月5日にFMHが実施した自社株買いの買い付け価格(3839円)を上回る水準になっている。
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