業務提携の記者会見を開いた京都信用金庫の榊田隆之理事長㊧とベター・プレイスの森本新士社長(19日、京都市)

京都信用金庫は19日、中小企業向け企業年金の導入支援を手掛ける新興のベター・プレイス(東京・新宿)と業務提携したと発表した。福祉や医療、建設業界を中心とした企業年金を取引先に紹介することで、福利厚生サービスの充実を後押しする。ベター・プレイスが京阪神エリアの金融機関と提携するのは初めてという。

同社は2018年に確定給付企業年金「福祉はぐくみ企業年金基金」を立ち上げた。福祉や医療業界を中心に、約6000社の11万人が加入し、資産残高は600億円を超える。加入者は拠出金を1000円から設定でき、退職時や休職時に積立金と利息を受け取れる。

一般に企業年金の導入には社内規定の書類作成などに時間がかかり、労務に知見のある人材の確保も求められる。同社は書類作成などを簡略化するサービスのほか、加入者向けにもスマートフォンで運用状況を確認したり、掛け金を変更したりするアプリを提供するのが特徴だ。

同日の記者会見で、京都信金の榊田隆之理事長は「約3万社と取引がある。退職金制度が充実していない中小の従業員の生活向上を支援していく」と話した。ベター・プレイスの森本新士社長は「企業年金の加入者は所属企業へのエンゲージメントが高い傾向にある」とし、中長期では200万人の加入者をめざすとしている。

関西セクショントップページはこちら

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。