クラレは19日、北米や中南米で販売する基礎化学品エチレンから作る樹脂などの一部を値上げすると発表した。値上げ率は非公表。ホルムズ海峡の事実上の封鎖による、エチレンの原材料のナフサ(粗製ガソリン)やシェールガスなどの大幅な価格変動を受けた措置になる。

ポリビニールアルコール樹脂や関連する3製品を21日出荷分から、1キログラム当たり0.3ドル以上値上げする。工業用接着剤の主要な材料や塩化ビニール樹脂の添加剤などに使われる。多くは米国工場で生産し、一部は日本やシンガポールでも生産している。

クラレは「安定生産の継続に関する懸念はない」とする。

同社は10日にもポリビニールアルコール樹脂について、日本やアジア、欧州、中東、アフリカで販売する分の値上げを発表していた。現在は日本を含む4か国6カ所の全ての拠点で通常の生産をしているが、今後は「日本で生産調整の可能性がある」とした。

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