中国税関総署が20日発表した貿易データによると、レアアース(希土類)磁石の日本への輸出量は、1月が前月比で21・1%減の221トンだった。2月も223トンと同水準にとどまった。中国政府は高市早苗首相の昨年11月の台湾有事を巡る発言に反発し、今年1月から軍民両用(デュアルユース)品目の日本への輸出規制を強化している。
ただ、レアアース磁石の輸出量は月ごとの変動が元々大きい。前年同期比では、1~2月の日本への輸出量は9・7%増えている。
世界全体への1月の輸出量は前月比1・2%増の6024トン。米国への1月の輸出量は前月比3・2%減の546トンだった。
中国商務省は日本への輸出規制について「民生用途は影響を受けない」(報道官)と説明しているが、線引きが不透明な部分もあり、日本企業の間では不安が広がっている。【北京・松倉佑輔】
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