
スクウェア・エニックス・ホールディングス(HD)は21日、同社が運営するオンラインRPG「ドラゴンクエスト10」に米グーグルの生成AI(人工知能)「Gemini(ジェミニ)」を搭載すると発表した。ゲーム内でプレーヤーと会話できる対話型のキャラクターとして登場する。音声や文字入力、ゲーム画面を認識してプレーヤーへの応答を自動生成する。
AIを搭載するのはゲーム内の対話型バディ「おしゃべりスラミィ」。「死神見習い」との設定で、プレーヤーのゲーム履歴を「死神手帳」に記憶する。日常会話のようなコミュニケーションのほか、ゲームを進めるための助言などもくれる。
ゲーム外の現実世界の情報や質問には対応しない。自分のバディ以外の会話は学習されず、公開もされない。不適切な回答が出ないようAIによるチェックもするようにした。30日までベータテスト(試験提供)の参加者を募集している。
「ドラクエ10」の開発や運営の責任者を務める安西崇氏は「子どものころ友達と一緒にゲームをしたように自分だけの相棒になる。新規のプレーヤーが孤独にならない」と特徴を説明した。
ドラクエ10は人気ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズ初のオンラインRPGとして、2012年にサービスを開始した。何度もアップデートを重ね、現在でも月間ユーザー数は数十万人に達するという。スクエニHDは今後もゲームへのAI導入を進める。
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