JALが「737-8」に導入するファーストクラス座席(23日、東京都目黒区)

日本航空(JAL)は23日、2027年度から国内の地方路線にもファーストクラスを設けると発表した。既に中大型機にファーストクラスを設けていた国内主要路線だけでなく、小型機でカバーする地方路線にも広げる。上質感を求める国内富裕層や訪日外国人の需要を開拓する。

27年度に導入する米ボーイングの小型機「737-8」に設ける。JALでは欧州エアバス製の大型機「A350-900」やボーイングの中型機「787-8」などで運航する国内の主要路線には既にファーストクラスがあり、短距離の国内線でも機内食や飲み物を提供する。

A350-900の場合、全369席のうち最前部の12席がファーストクラスだ。737-8に導入するファーストクラスのシートの全長や幅といった詳細は「今後明らかにする」(同社)が、現行の中大型機で使うシートと同程度の仕様になる見込み。

高単価のビジネス客の減少や円安に伴う外貨建てコストの増加で、JALの国内線の収益は悪化している。25年度は国の補助金を除けば損益がトントンの状況だが、28年度までにEBIT(利払い・税引き前利益)を600億円にする方針を掲げる。地方路線へのファーストクラス導入を含めた単価引き上げ策でてこ入れする考えだ。

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