▼石油精製 原油をガソリンや灯油、軽油、重油などの石油製品に変える工程。石油元売り企業が国内19カ所に製油所を持つ。生産したガソリンや灯油はガソリンスタンドを運営する特約店や商社などを経由して消費者に渡る。重油や化学品原料のナフサ(粗製ガソリン)は電力会社や化学メーカーに直接供給されることもある。

原油精製時には沸点の違いを活用し、ガソリンやナフサなどを同時に生産する。特定の製品だけを作ることはできない。生産比率は少しであれば変えられる。石油連盟によれば、2024年度に原油から生産したもののうち、ガソリンの割合は31%だった。重油は16%を占めたが、発電や工場での燃料転換が進み1990年代以降、比率は減ってきた。
製油所は2010年代以降、低燃費車の普及や人口減少もあり、削減が進んだ。ENEOSは23年に和歌山県で、出光興産は24年に山口県の製油所を閉鎖した。ただ電気自動車(EV)の普及遅れなどを理由に、出光興産は当初打ち出していた製油所の閉鎖目標を撤回する方針だ。
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