
NECはこのほど、映像を分析して危険の予兆を見つけ、対策を助言する人工知能(AI)の技術を開発したと発表した。プロンプト(指示文)には書かれていない予兆も見つけられる。物流や製造現場の人材育成での活用を想定して、2026年度中の実用化を目指す。
例えば、熟練者が運転したドライブレコーダーの映像を分析して、危険を回避する行動を学ぶ教材にするといった使い方ができる。道路標示が視界に入ると横断歩道を察知して減速するなどの動作を分析し、助言とともに根拠となる映像も表示する。個別の追加学習は不要で、工場や倉庫の映像にも対応できる。
物流や製造の現場では、人材の育成に時間がかかることが課題だった。危険回避の経験にもとづく暗黙知を効率的に学べるようにする。
映像から物の動きなどを認識するAIと、映像と言語を同時に処理できる視覚言語モデル、自然な文章生成ができる大規模言語モデルを組み合わせた。映像認識AIで物や人の動きを認識して、視覚言語モデルで動きの意味を言葉にして捉える。それらの情報を大規模言語モデルで分析して、危険の予兆や回避する行動などについて解説する。
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