発光ダイオード(LED)大手の日亜化学工業が26日発表した2025年12月期の連結決算は、純利益が前の期比33%減の213億円だった。最終減益は3期連続。電気自動車(EV)の世界的な需要減少を受けてリチウムイオン電池の正極材料の生産設備で未稼働が発生し、減損損失を95億円計上した。売上高は8%減の3640億円だった。

部門別ではLEDや半導体レーザー(LD)などの光半導体事業の売上高が3%減の2753億円だった。主力の車載用LEDで、競争激化に伴う販売価格の低下が響いた。スマートフォン向けのフラッシュLEDは出荷量は微増だったが、販売価格の下落で売り上げが減った。
正極材事業の売上高は23%減の834億円だった。EV需要の減少で出荷量が減り、相場変動リスクを抑えるために原材料の自社調達を減らしたことも影響した。同事業の営業利益は111億円で、営業赤字だった前の期から黒字転換した。原材料相場の上昇による在庫の評価額の増加が寄与した。
26年12月期は売上高が3700億円、営業利益は400億円を見込む。世界経済の見通しが不透明なことから、それぞれ横ばい圏の予想とした。
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