▼サーチャージ制 原料や燃料などにかかるコストの変動に応じて製品価格の増減を調整する仕組み。身近で知られている事例の一つに、航空会社が国際線の運賃に加算する追加料金で、原油価格の変動を反映して増減する「燃油サーチャージ」がある。

市況が変動する原料や燃料、エネルギーの価格に連動することが多い。素材業界ではAGCが2022年のウクライナ危機以降、欧州の建築用ガラスで製造に使われる液化天然ガス(LNG)の価格を1カ月ごとに反映させる仕組みを導入した例などがある。

石油化学関連にはポリエチレンなどの汎用樹脂で原料価格の変動を自動的に計算式で反映させる「フォーミュラ制」もある。ただ反映の頻度が数カ月に1回だったり、フォーミュラ制を適用していない製品があったりする。

サーチャージ制には原料の価格変動と反映のタイミングをなるべく近づけ、売り手と買い手の間での公平性や透明性を高める狙いがある。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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