
トヨタ自動車は30日、2月の世界生産台数(レクサス含む)が前年同月比4%減の74万9673台だったと発表した。多目的スポーツ車(SUV)「RAV4」の新型モデルへのラインの切り替えのため北米で生産が減少した。トヨタはホルムズ海峡の実質的な封鎖による物流の滞留のため減産を決めており、今後の生産動向はなお見通しづらい。
北米の生産台数は9%減の15万9237台だった。米国が3%増の11万978台だった一方、カナダは46%減の2万3173台にとどまった。従来モデルに設定されていたガソリン車を廃止したことなどが影響した。
日本は日並びにより稼働日が減少したため、3%減の27万8916台となった。トヨタは3〜4月で中東向けに4万台規模の減産を決めている。大型SUV「ランドクルーザー」などが対象となる。粗利の大きい中大型車が減産となることで、一定の収益への影響が懸念される。
日本から米国に輸出した台数は16%減の4万3017台だった。2025年12月から3カ月連続で前年を下回った。トヨタは輸出台数について「配船や物流の状況、顧客の需要動向で上下するもの」と説明している。
アジアの生産台数は2%減の20万3806台となった。中国では春節(旧正月)の時期が前年とずれたため7万8457台と11%減少した。インドネシアやタイでは東南アジア向けなどで生産する車種が好調で、前年割れをする地域を補う形となった。
同日発表した世界販売台数は3%減の73万7134台だった。主力市場の米国は「カローラ」などハイブリッド車(HV)が堅調で、3%増の18万950台となった。中国は14%減の8万2471台、欧州は5%減の8万9115台だった。
日本は12万2264台で8%減少した。自動車の購入時にかかる税金「環境性能割」が3月末で廃止されるのを前に、新車登録を控える動きがあった。
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