▼AI半導体 人工知能(AI)の処理に特化した半導体の総称で、サーバーの頭脳になる。計算用の画像処理半導体(GPU)と高速・大容量の広帯域メモリー(HBM)を中心に構成される。GPUとHBMの間で1秒間に数十億〜数兆回、データをやりとりする。AIの需要拡大に伴い、性能向上や消費電力の大きさが課題となっている。

主にAIに大量のデータを読み込ませる「学習」と、利用者の質問に答える「推論」の2つの用途がある。電力の効率を高めるため、GPUだけでなくパソコンに使われるCPU(中央演算処理装置)や推論に特化したNPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)を組み合わせて、用途ごとに最適化した製品も出ている。
AI処理用半導体の市場シェアは米半導体大手のエヌビディアが約8割で、台湾積体電路製造(TSMC)に製造委託している。TSMCはGPUやHBMをAI半導体として仕上げる独自の組み立て技術「CoWoS(コワース)」を持つ。国内では2027年度に量産を目指すラピダスも、ウエハー(基板)加工からAI半導体の組み立てまで一貫して担う技術開発を進めている。
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