新年度が始まり、どっと疲れが出ている新社会人もいるのではないでしょうか。そんな人たちに向け、公認心理師でシニア産業カウンセラーの宮本剛志さんは「『認知のクセ』を、見つめ直してみませんか」とアドバイスしています。Q&A形式で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「新社会人のストレス対策」を解説します。
Q 新社会人が感じるストレスについて、宮本さんはどう話しているの?
A 入社早々に「しんどい」と感じても、珍しいことではないそうです。「環境の変化はストレスの要因になります。学生から社会人へと適応しようとしている段階なわけですから、決して悪い反応ではありません」と話しています。
Q 「認知のクセ」って何なの?
A シンプルに言えば、「思い違い」のことです。全か無かで考える(完璧主義)▽空気を読みすぎて、結論が飛躍する▽何でも自分のせいにする――など大まかに9項目あります。
Q 「認知のクセ」があるとどうなるの?
A こうしたクセが日常化すると、不安が強くなり、自信をなくしたり、ミスを繰り返してさらに自信を失ったりと「負のスパイラル」に陥ることがあります。
Q どうやって「認知のクセ」を直せばいいの?
A 宮本さんは「記録する」「分析する」「アドバイザーになる」の3ステップを勧めています。不安を感じた出来事をメモし、どのクセに当てはまるか分析し、第三者の立場で自分にアドバイスしてみる方法です。
Q 無理にポジティブにならなくてもいいの?
A 「無理にポジティブになりましょう、と言っているのではありません」と宮本さんは話しています。別の考え方を取り入れることが大切です。
Q ストレスを感じているのは自分だけなの?
A 厚生労働省の調査によると、「現在の仕事や職業生活に関することで、強い不安、悩み、ストレスとなっていると感じる労働者の割合」は68・3%でした。多くの人が同じように感じているので、「自分だけが弱い」と思わなくて大丈夫です。
Q 新社会人が毎日できる工夫はあるの?
A 早寝早起きや栄養バランスのとれた食事が大切です。また、学生時代に好きだった習慣を無理のない範囲で続けることもおすすめです。週1回や月1回でも、自分のための時間を持つことが大事です。
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