
名古屋大学発新興企業でがんの尿検査キットを開発するCraif(クライフ、東京・新宿)は2日、島根県美郷町で検査提供を始めたと発表した。検査にかかる費用の一部は町が公費で負担する。がんの早期発見を後押しする。
同社が自治体の公費補助のもとで検査を展開するのは初めて。2026年度に特定健診を受ける40〜74歳までの町民100人を対象とする。検査は5月下旬から町内の診療所で実施する。がんのリスクが高く追加検査が推奨される人に対しては、医療機関に橋渡しする。
検査を受ける場合の自己負担額は2万円。町の国民保険加入者は1万5000円となる。町は26年度予算の保険対策費から約470万円を投じ、1人あたり約5万円を補助する。
2日、美郷町と共同で記者会見したクライフの市川裕樹・最高技術責任者(CTO)は「がんが早期発見される社会モデルをつくっていきたい」と話した。美郷町の嘉戸隆町長は「早い段階で診断し治療することで、医療費負担を抑えつつ地域医療を支えたい」と話した。
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