
ふじさん駿河湾フェリーは7月の輸送人員が前年同月比68%減の3002人だったと発表した。静岡県の清水港(静岡市)と土肥港(伊豆市)を結ぶ同フェリーは台船の故障に加えて、ロシア・カムチャツカ半島付近の地震による津波警報で運航率も下がった。観光シーズンの7〜8月に自動車を積み込めず不振が続くが、9月中旬に車両乗船再開を予定する。
7月に輸送したのは自転車利用者と電車などで来る徒歩乗船者のみ。徒歩乗船者は53%増の2929人だった。運航便数は32便減って77便になった。警報による運休や、需要の少ない最終便を計画運休した影響が出た。
車を積み込む台船は9月1日に設置して、11日まで操船訓練や積み込み訓練をする。12日の再開を記念して、抽選企画なども用意する。
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