タムラ製作所は1日、自社の子会社が出資する中国の合弁会社の株式を売却すると発表した。合弁会社が持つ変圧部品などの生産能力を中国企業に渡す。地政学リスクなどを回避するために、中国での生産体制を見直す一環だという。

売却日は12月31日。対象となるのは、香港の販売子会社と装置メーカーの中電博微の合弁会社。販売子会社が保有する全株式を中電博微に渡す。売却額は公表していない。

タムラ製作所は2028年3月期を最終期とする中期経営計画において、中国の生産拠点を再編するとしていた。今回の措置に伴い、26年3月期に約14億円の特別損失を計上する見通し。業績予想には織り込み済みだという。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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