エー・ピーHDが運営する居酒屋「江戸前横丁」

居酒屋「塚田農場」などを運営するエー・ピーホールディングスは1日、顧客による迷惑行為「カスタマーハラスメント(カスハラ)」の対応方針を策定したと発表した。大声による威嚇や暴言、長時間にわたる居座り、不当な拘束などをカスハラ行為に定めた。悪質な場合には警察や弁護士と連携する。

カスハラ行為の具体例として「頻繁な来店や電話による執拗なクレーム行為」「インターネット上での誹謗(ひぼう)中傷や個人情報の公開」「従業員へのつきまといやわいせつ行為」などを挙げた。カスハラを受けたときの対応方法を学ぶ社内研修を実施する。店舗向けに対応方針を明記したポスターも掲示する。

消費者との接点が多い外食や小売企業はカスハラへの対応策を進めている。2025年からは大手スーパーのライフコーポレーションなど名札の実名を廃止した。

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