
仏ミシュラン日本法人の日本ミシュランタイヤ(群馬県太田市)は2日、晴天から降雪まで全ての天候の路面状況に対応した「オールシーズンタイヤ」の新製品を発表した。タイヤ表面の溝の形状を変え、従来品から雪上などでの停止性能を高めた。夏冬のタイヤ交換が不要になるという利便性を訴求する。
新製品「ミシュランクロスクライメート3」を10月から順次発売する。サイズは16〜20インチで、幅などが異なる全35型をそろえた。コンパクトカーや多目的スポーツ車(SUV)、ミニバンなどに対応する。価格はオープンとした。
タイヤ表面の中央部分に縦方向の溝を新たに設け、排水性や排雪性を高めた。18インチ以上のタイヤ側面部には光の反射を抑え、黒色を際立たせたゴムのデザインを採用し高級感も演出した。
日本ミシュランタイヤの須藤元社長は同日の発表会で、「急な天候変化にも対応し、夏も冬も安心して走れる。環境にもユーザーにも優しい選択肢だ」と強調した。

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