
日本板硝子は2日、ポーランドに建築用ガラスのコーティング設備を新設すると発表した。投資額は約62億円で2027年に稼働開始を予定する。環境規制などで商業ビルや住宅向けの省エネガラスの需要が高まっていることに対応する。
ポーランドのサンドミエシュ事業所に、省エネ効果の高い「Low-Eガラス」に使われるコーティング設備を新設する。これまで欧州では英国とドイツの2拠点で製造してきた。3拠点体制にすることで生産能力を1.5倍に高める。従来は大半を外部から購入し生産してきたが、欧州域内での生産分のほとんどを自社品で賄えるようにした。
Low-Eガラスはガラスの表面に特殊な金属膜をコーティングしており、通常のガラスに比べて高い断熱性や遮熱効果を持つ。
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