工事現場向けシステム開発のシーティーエスは災害や事故などの緊急時を含め、場所を選ばず設置できる遠隔監視カメラを10月に発売する。太陽光パネルや携帯電話で使うLTE通信により、電源や有線の通信回線がない環境でも設置できる。災害監視や不法投棄対策、観光発信など幅広い用途での需要を見込む。

自治体などからの需要を見込んで開発した、太陽光パネル付きの監視カメラ

新製品「どこでもカメラStation」は電源や通信回線の工事が不要で、監視カメラが必要な場所に自由に設置できる。バッテリーが付いており、日照がなくても7日間連続での稼働を可能にしている。遠隔地からカメラを通して監視でき、クラウド録画にも対応する。

同社は2023年9月に自治体や行政機関向けの市場開発チームを立ち上げ、河川を監視するためのカメラなどを提供してきた。販路を広げる中で、災害や事故が発生した場所の様子を、離れた場所から監視したいという自治体などからの需要を受けて開発に乗り出したという。

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