シャープの独自技術「プラズマクラスター」を搭載した除湿機

シャープは空気浄化の独自技術「プラズマクラスター」について、eスポーツをプレーする際のパフォーマンス向上に効果があることを実証したと発表した。空気中に放出するプラズマクラスターのイオンを浴びながらプレーすると、送風のみの場合と比べてゲームのスコアが上がったという。実証結果を生かして若年層にプラズマクラスターの認知を高める。

西日本工業大学の古門良亮准教授らと進めていた共同研究の結果を公表した。eスポーツのプロ選手がプラズマクラスターのイオンを照射した場合と送風のみの場合の計2回、人気シューティングゲーム「VALORANT(ヴァロラント)」をプレーした。プレーヤーにはイオンの照射の有無を伝えず、ゲーム内で使用する武器などの設定は2回とも共通とした。

その結果、プラズマクラスターのイオンを照射した場合のほうが、プレーヤーが相手に与えたダメージ量を示す数値が平均2割弱増えたという。古門准教授は「検証結果から、プラズマクラスターによる効果はゲーム内での立ち回りや状況判断に効果的だと推察する」と分析する。

3日に福岡市内で記者発表会に参加したシャープのプラズマクラスター・ヘルスケア事業部長の岡嶋弘昌氏は「プラズマクラスター技術そのものを若い世代の方々に知ってもらえるきっかけになるとうれしい」と話した。

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