
日本スキー場開発傘下で「白馬岩岳マウンテンリゾート」(長野県白馬村)を運営する岩岳リゾート(同)は、ナラ類やシイ・カシ類などの樹木が集団枯死する「ナラ枯れ」となったスキー場内の樹木を有効活用する取り組みを始めた。被害樹木からベンチを作製し、白馬村内に設置する。
初回となる今回は1本の樹木から6台のベンチを作った。そのうち3台を白馬岩岳マウンテンリゾートに設置し、1台を白馬村役場に寄贈した。残りの2台は今後設置する場所を選ぶ。岩岳リゾートの担当者は「近年リゾート内でのナラ枯れ被害が増えている。試験的な取り組みだが、今後更に広げていきたい」と語った。
木材の伐採や薫蒸処理、ベンチの作製はユアサ木材(東京・千代田)と北アルプス森林組合(長野県大町市)が担当した。
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