南花台団地内に設置された「インフラゼロハウス」。太陽光発電で電気がまかなえる(大阪府河内長野市)

都市再生機構(UR)は良品計画の子会社、MUJI HOUSE(東京・文京)と共同で、同社が開発中のトレーラーハウスを活用し、災害対策や地域活性化につなげる実証実験を始めた。まず大阪府河内長野市のUR南花台団地に1カ月間設置し、住民のイベントなどで使ってもらう。

MUJI HOUSEは水も電気も要らないトレーラーハウス「インフラゼロハウス」を年内にも商品化する計画だ。水を使わないバイオトイレや太陽光発電、蓄電池などを装備し、高断熱・高気密性仕様で、防災や観光支援などの用途を見込んでいる。

URと河内長野市はまちづくり連携協定を結んでおり、団地の活性化に取り組んでいる。トレーラーハウスについて住民は「エアコンが効いているので、お年寄りの方にも安心して使ってもらえる」と話した。

URは団地のリノベーションで、MUJI HOUSEと連携した実績があり、今回の実証実験につながった。URはトレーラーハウスを和歌山市の中心商店街にも期間限定で設置するなど、実証は2026年3月までを予定する。

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