ホンダは4日、往年のスポーツカー「プレリュード」の新型モデルを5日に発売すると発表した。2ドアのハイブリッド車(HV)として24年ぶりに復活し、国内で年3500台の販売を目指す。2030年にかけてHV車の需要は拡大を続けると見込み、新型モデルをHV戦略強化に向けた「前奏曲(プレリュード)」とする考えだ。

初代プレリュードは1978年に発売。80年代後半に「デートカー」の愛称で親しまれ、2001年に販売を終了した。6代目となる新型モデルは、制御技術「Honda S+Shift(エスプラスシフト)」をホンダ車として初めて搭載。加速や減速した時にエンジン回転数を調整したり、回転数に応じた音の変化が乗り手に伝わったりする仕様で、「意のままの走り」を追求した。価格は一般モデルが617万9800円。

年末に北米で、26年前半に欧州でもそれぞれ発売する予定。井上勝史専務は、4日の発表会で「電動化時代に『操る喜び』を再定義し、グローバルのお客さまに提供するという、四輪戦略上大きな役割を担うモデル」とプレリュードについて述べた。

ホンダが発売する新型「プレリュード」=4日午後、東京都渋谷区

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