
電設資材卸の藤井産業は8日、太陽光発電システムと蓄電池を備えた新社屋が完成したと発表した。再生可能エネルギーの活用と断熱などの省エネ技術で、石油やガスなど1次エネルギーの消費量を大幅に削減した。今後、新社屋で得られる知見を顧客に還元していく。
新社屋は鉄骨3階建てで、屋根に660枚の太陽光パネルを敷いた。人工知能(AI)で自動制御する蓄電池も備え、余った電力をためて夜間に使用できる。屋根、外壁、窓に高性能な断熱材やガラスを使用し、空調の効率を高めた。
地下に免震装置を採用することで地震などの災害にも対応した。利水設備も設け、地下水をトイレの排水などに利用できるようにした。藤井昌一社長は「当社の取扱商材と自社施工で低コストに建設した。省エネ・創エネとコスト削減の両立を目指す顧客へ、提案していきたい」と話した。
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