
NTNは8日、欧州で航空宇宙向け軸受け(ベアリング)を増産すると発表した。フランスの工場の建屋拡張や自動化設備の導入など約50億円を投じ、2030年度までに生産能力を24年度比で4割上げる。新型コロナウイルス禍で減少した欧州の航空機需要が回復しているほか、次世代エンジン搭載航空機へのモデルチェンジも見込まれ増産を決めた。
フランス子会社「NTNヨーロッパ」が保有するアルゴネ工場(アルゴネ市)で増産する。アルゴネ工場は、主に欧州の航空機エンジンやヘリコプター、民間ロボット向けの軸受けを製造する。同工場の24年度の売上高は約128億円で、今回の増産で30年度までに約188億円まで伸ばす。
【関連記事】
- ・風力発電、NTNが部品工場閉鎖 再エネの逆風はメーカーにも拡大
- ・NTNがEV向け駆動部品 モーター動力のロス低減、消音効果も
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。