
JFEエンジニアリングや中部電力などは8日、愛知県田原市に新設した国内最大級のバイオマス発電所が1日に営業運転を開始したと発表した。間伐材などを原料とする木質ペレットを燃料に発電する。生み出した電力は固定価格買い取り制度(FIT)で中部電力パワーグリッド(PG)に売る。
JFEエンジ、中部電、東邦ガス、大手リース会社である東京センチュリーの4社で出資する田原バイオマスパワー合同会社の「田原バイオマス発電所」が運転開始した。工事開始は2022年6月で、約3年かけて運転にこぎつけた。
発電出力は11万2千キロワットで、年間発電量は一般家庭約25万世帯分に相当する約7億7千万キロワット時を想定する。木質ペレットは東南アジアから年間42万〜44万トンを調達する。田原バイオマスパワーにはJFEエンジと中部電が40%ずつ、東邦ガスと東京センチュリーが10%ずつを出資している。
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