
ソフトバンクは8日、設置時にサーバーとのケーブル接続作業が不要のサーバーラックを開発したと発表した。サーバーを外から押し込むだけで電源と通信、冷却の各機能に接続できる。大規模データセンターで使い、産業用ロボットによる作業の自動化を後押しする。
従来のサーバーは背面などにケーブルが密集している。ロボットが対象の機器を認識しづらく、ラックの出し入れをしにくかった。今回は独自のアダプターなどの接続機器をサーバーラック側に取り入れた。設置や保守作業を自動化しやすくなる。
今後は実際の施設でロボットと連携させて、作業の自動化を円滑に進められるかなどを検証する。外部企業と連携して、自律走行型の搬送ロボットや無人搬送フォークリフトの開発にも取り組む。2026年度の開業を目指す北海道苫小牧市の大規模データセンターへの導入を目指す。

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