東京メトロは外苑前駅で警備ロボットを実証する(東京メトロ提供)

東京メトロは銀座線外苑前駅で警備ロボットの実証を始めた。陸上の世界選手権東京大会が13日に開幕するのに合わせ、メイン会場の国立競技場に近い同駅で有効性を検証する。国内外から多くの利用客が想定されるため、日本語と英語の音声アナウンスで国立競技場の最寄り改札口の案内もする。

東京メトロが警備ロボットを設置するのは初めて。シークセンス(東京・中央)の自律移動型警備ロボット「SQ-2」を2つの改札口に1台ずつ配置する。遠隔で監視ができ、通話機能を備える。23日まで実証する。

今後の労働人口減少に伴う人材不足が予想されるなか、音声アナウンスによる犯罪の抑止効果や、人目がつきにくい場所でのセキュリティーレベルを向上させる狙いがある。

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