三菱UFJ銀行は12日、東京都港区の商業施設「ニュウマン高輪」に、個人顧客に特化した新型の小型店舗「エムットスクエアTAKANAWA」を開設する。6月に導入した個人向けデジタル金融サービスの新ブランド「エムット」の対面戦略を担う。一般顧客向け店舗の新規出店は同行にとって約20年ぶりとなる。
開店に先立ち8日に開催された式典で、半沢淳一頭取は「私どもの店舗の姿を大きく変える新しいチャレンジだ」と強調した。
高輪ゲートウェイ駅につながるニュウマン高輪の利便性を活用し、商業施設で買い物や通勤時の立ち寄りやすさを売りに集客を図る。現金を取り扱う窓口は置かず、新規口座開設や資産運用相談を手掛ける。子ども向けの金融教育といったイベントも開催する。
10月には大阪府箕面市に2号店を開設。現在320程度ある店舗のうち4分の1から3分の1程度をエムットスクエアに転換する計画だ。
三菱UFJ銀行の新店舗「エムットスクエアTAKANAWA」=8日、東京都港区
三菱UFJ銀行の新店舗「エムットスクエアTAKANAWA」の式典で写真撮影に応じる半沢淳一頭取(左から3人目)ら=8日、東京都港区
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