関西電力子会社の関西電力送配電は10日、系統用蓄電池の運用支援サービスを月内に始めると発表した。電力市場で売買するための蓄電池の充放電のタイミングを最適化し収益を2倍にできる。電力系統と電気の融通をする送配電事業者のノウハウを生かし、2030年度までに年間約10億円を売り上げるサービスに育てる。

再生可能エネルギーの需給を調整するための系統用蓄電池の必要性が高まっている。関電送配電は市場の動向を踏まえながら充放電サイクルを効率化することで、蓄電池の収益や寿命を2倍にする技術の特許を取得している。

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