明治屋高輪ストアーの総菜売り場(10日、東京都港区)

明治屋は10日、JR高輪ゲートウェイ駅に隣接する商業施設「ニュウマン高輪」の中に12日オープンする新店の内覧会を開いた。新店では、オフィスワーカーの昼食需要を狙い、弁当や総菜を130種類用意する。羽田空港へのアクセスやリニア中央新幹線の開通などをにらみインバウンド(訪日外国人)需要も意識。北海道のアンテナショップを置く。

ニュウマン高輪の1階に開く「明治屋高輪ストアー」では、セントラルキッチンで製造したパエリア(税抜き1280円)といった新商品を弁当として販売する。ロック・フィールドが運営する「RF1(アールエフワン)」の総菜も置く。

冷凍食品では名店の簡単に調理できる商品をそろえる。三井不動産が手掛ける「mitaseru(ミタセル)」のそのひとつで、中華料理店「後楽園飯店」の五目あんかけ焼きそばなどを販売する。

ニュウマン高輪には成城石井も出店しており、生鮮品や冷凍食品で差異化を図る。磯野太市郎社長は「駅直下で生鮮品を扱う店舗を出すのは初めて。総菜を中心に新しいことに挑戦していきたい」としている。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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