ホンダは11日、軽乗用車のEVの発表会を開き、12日から国内で販売を開始することを明らかにしました。
ホンダは去年、軽の商用車のEVを売り出しましたが、軽乗用車のEVは会社として初めてで、1回の充電で走れる距離は295キロだということです。
業界団体のまとめによりますと、昨年度国内で販売された新車のうち軽自動車は3割以上を占めていて、会社としてはこの市場にEVを投入することで脱炭素の取り組みを強化したい考えです。
発表会でホンダの川坂英生日本統括部長は「道路事情や日常の使い勝手などを考えると軽自動車の需要は底堅い。EVを普及させていくにあたり、まずはいちばん身近な軽乗用車からというのがわれわれの考え方だ」と話していました。
軽自動車のEVをめぐっては、中国の「BYD」も来年後半に日本での販売を始める計画で、脱炭素への対応が進む中、日本独自の規格で多くのユーザーを抱える軽自動車市場にEVを投入する動きが加速しています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。