共英製鋼は11日、マンションなどの鉄筋に使う異形棒鋼の販売価格の9月契約分を1トン当たり5000円引き上げると発表した。5%程度の値上げに相当するとみられる。建設業界では現場の人手不足で工事が停滞し、鋼材需要が落ち込む。共英製鋼は鋼材の生産が足元で例年より約1割落ち込み、固定費の負担増が収益を圧迫する。

同社は5月にも5000円の値上げを表明していたが浸透しなかった。西村周上席執行役員は「採算が合わないため繰り返し需要家に訴えかけるほかない」と話す。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。