
伊藤園は11日、レモン風味の緑茶「お〜いお茶 LEMON GREEN」を22日に米国で発売すると発表した。緑茶特有の苦みを抑えながら、レモンの酸味ですっきりした味わいに整えた。緑茶になじみが薄い現地の若年層の需要を取り込む。容量は500ミリリットルで、価格は3ドル前後を想定する。
米国など海外では緑茶飲料の人気が高まり、海外での「お〜いお茶」の販売数量は5〜7月に前年同期比12%増えたという。米国でレモン風味を品ぞろえに加えることで、より幅広い層に緑茶の魅力をアピールしていく。
同日には、国内限定でユズ風味のほうじ茶「YUZU HOJI」を発売すると発表した。国産のユズエキスやショウガエキスを使うことで、爽やかな香りに仕上げた。600ミリリットルで、希望小売価格は194円とした。国内での売れ行きをみて、海外での販売も検討する。
伊藤園は3月に「PUREシリーズ」として緑茶「PURE GREEN」とレモン風味の「LEMON GREEN」を発売した。ほうじ茶の展開は同シリーズでは初めて。マーケティング本部の吉田達也氏は「ユズは抹茶と同様に消費者の支持を集める素材になっている」と指摘した。

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