
11日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反発し、前日比617・08ドル高の4万6108・00ドルと終値の最高値を更新して取引を終えた。朝方発表された米経済指標を受け、FRBが今月開く会合で利下げに踏み切るとの観測が強まり、買い注文が膨らんだ。
米労働省が発表した8月の消費者物価指数は前年同月比で2・9%上昇と、伸び率は2カ月ぶりに前月から拡大したものの、市場予想とは一致。変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数も予想と同じだった。一方、米週間失業保険申請件数は市場予想を上回り労働市場の減速を示したことから、FRBによる利下げ再開への期待感が広がった。(共同)
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