
愛媛県は、松山空港(松山市)と韓国・釜山を結ぶ定期便について、現在の週3便から週7便に増便されると発表した。10月26日からで、同便が毎日の運航となるのは2023年の就航以来初めて。
釜山線は韓国の格安航空会社(LCC)「エアプサン」が運航。現在は水、金、日曜日のみだが、10月1~25日は月曜日を除く週6便となり、同26日からは毎日運航する。県は、デイリー運航による県内への経済効果を年約42億円と見積もる。
この他、台湾のエバー航空が運航する台北線も期間限定で増便。紅葉の時期の11月18日~12月6日、現在の週3便から月、金曜日を除く週5便に増やす。
一方、県は松山空港と中国・上海を結ぶ定期便について、運航する中国東方航空から運休の連絡があったと明らかにした。10月26日から当面の間で、機材繰りなど運航計画の見直しが理由という。
同便は新型コロナウイルス禍による休止を経て、今年7月3日から約5年ぶりに再開し、木、日曜日の週2便運航していた。156人乗りの旅客機を使用し、県によると、運航再開以降の平均搭乗率は約8割と好調だった。中村時広知事は今月9日の記者会見で「今後も航空会社と(運航再開に向けた)協議を進めていきたい」と話した。【狩野樹理、目野創】
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