森永乳業は12日、以前本社があった森永プラザビル(東京・港)の跡地に建設予定の施設の区分所有権を464億円で取得すると発表した。事務所部分の9フロア相当を取得し、その一部で2029年秋をめどに本社を移転する。本社以外の活用については今後検討する。

森永プラザビルは1974年の竣工で、老朽化のため建て替えを進めている。跡地には敷地面積が約6615平方メートルで、事務所と店舗が主体の地上24階〜地下2階の大規模複合施設を建てる。三井不動産とJR東日本が共同開発事業者となる。25年10月に着工予定で、29年3月に建物が竣工し、供用を始める。33年度中に全体が竣工する。

森永乳業は建て替えに伴い、24年に港区の汐留シティセンターに本社を移転していた。

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