三菱UFJ証券ホールディングスはインドで初めての現地法人を開業する

三菱UFJ証券ホールディングス(HD)は12日、インドのムンバイに現地法人「MUFGセキュリティーズ(インド)」を設立したと発表した。15日から営業を始める。現地企業の株式や債券による資金調達を支援する。経済成長が著しいインドの現地企業の需要を取り込み、アジアの新興市場での収益を拡大する。

現地大手企業の株式や債券の発行を引き受けるほか、プロジェクトファイナンス(事業融資)やM&A(合併・買収)による資金調達も支援する。ルピー建てで投資したいインド国内外の投資家の需要も取り込む。

三菱UFJ証券HDはこれまで一般投資家向けのルピー建ての債券や投資信託は取り扱っていたが、現地での私募債の発行やファイナンスには規制上、現地法人の設立が必要だった。

三菱UFJフィナンシャル・グループはインドを含むアジアでの事業を拡大する方針を示しており、銀行と証券の一体で包括的な金融サービスを提供できるようにする狙いがある。

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