16日は都内で、東京労働局の増田嗣郎局長が東京経営者協会の根本勝則専務理事に要請書を手渡しました。
東京都の最低賃金は、来月3日から、過去最大の63円の引き上げで、都道府県では最も高い時給1226円となります。
要請書では、年齢や働き方の違いにかかわらずすべての労働者に最低賃金が適用されることや、賃上げと設備投資に取り組んだ中小企業などを対象にした「業務改善助成金」などの国の支援策について、加盟する企業に広く周知するよう求めています。
要請書を受け取った根本専務理事は、「早速周知に努めたい」と答えた上で、「中小企業などが賃上げを実現できるよう、政府をあげて環境整備にご配慮いただきたい」と話していました。
東京労働局の増田局長は「最低賃金の大幅な引き上げということで政府としても最大限の支援策を用意している。多くの事業主に利用してもらえるよう周知を行うのでぜひ活用をお願いしたい」と話していました。
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