人気観光地の熱海(6月)

静岡県によると2024年度の県内観光関連の消費額は前の年度比6%増の8359億円になった。宿泊客数やインバウンド(訪日外国人)の増加で旅行の単価が上がったほか、物価上昇の影響も出た。観光客数全体では新型コロナウイルス禍前まで戻っておらず、県は静岡空港(牧之原市)を軸にした外国人誘客やデジタルスタンプラリーなどで客数と単価の上昇を目指す。

消費額を項目別にみると土産など物販、交通、宿泊の順になる。物販は18%増の2481億円だった。消費額全体のうち331億円が外国人によるもので2.6倍に増えた。観光客数は微増の1億4034万人で、このうち宿泊客数が4%増の1950万人。海外旅行が割高で、国内旅行する日本人の増加も影響した。

地域別観光客数は有名温泉地を抱える伊豆が最も多く4000万人ほど。増加率は富士や自然の多い県中西部などが高い。コロナ禍前の18年度と比べると観光客数は1割減で、消費額が1割増だった。

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