
ANAホールディングスは16日、傘下の全日本空輸(ANA)が韓国の貨物専門航空会社のエア・インチョンと貨物便の共同運航(コードシェア)を始めたと発表した。日韓国間で両社が運航する貨物スペースを共同で販売し合い、日韓間の輸送需要をともに開拓する。
ANAHDは8月1日付で日本郵船から日本貨物航空(NCA)の買収を完了した。全日本空輸の貨物事業と、NCAが持つ大型貨物専用機や路線網を融合させて貨物事業を強化する。エア・インチョンも同日にアシアナ航空の貨物事業の統合を完了した。
貨物専用機をANAグループは16機、エア・インチョンは15機それぞれ運航している。ANAは航空貨物の日本首位で、エア・インチョンは大韓航空に次ぐ韓国2位だ。貨物事業の規模を拡大する日韓の大手同士が組み、大韓航空などのアジアの競合に対抗する。
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