宝ホールディングス(HD)は、2050年度に連結売上高1兆円以上を目指す長期ビジョンを発表した。バイオテクノロジーをグループの中核技術と位置づけ、主力の酒類事業だけでなく、食料不足の解決につながる新技術の開発、病気予防や健康診断サービスの提供を目指す。
創立100周年を契機に策定した。売上高1兆円のうち、酒類・日本食材の販売で7000億円、上場子会社のタカラバイオが主に手掛ける「ライフサイエンス産業支援」で1000億円、食料や環境といった新規領域で2000億円を目指す。
佐藤敬取締役は記者会見で「味づくりや品質管理などノウハウ自体がサービスになる。色々なBtoB(企業向け)事業の形が生まれてくる」と語った。
タカラバイオも長期ビジョンを発表した。現在の健康・医療分野のみならず、環境や工業、食料などにも事業領域を広げる。

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