カーケア製品のソフト99コーポレーションは16日、投資ファンドのエフィッシモ・キャピタル・マネージメントが発表したソフト99に対するTOB(株式公開買い付け)について意見表明を留保すると発表した。エフィッシモによるTOBが企業価値の向上や株主の利益確保に資するか精査する必要があるためとしている。
ソフト99は8月、MBO(経営陣が参加する買収)で株式を非公開化すると発表していた。同社の田中秀明社長が設立した堯アセットマネジメント(大阪市)が、8月7日からソフト99に対しTOBを実施している。
ソフト99は16日、MBOに向けた堯アセットマネジメントのTOBに対する応募推奨の撤回も発表した。エフィッシモによるTOB価格の方が高いことなどを踏まえ、応募するかどうかは株主の判断に委ねる。
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