
キリンビールは17日、規格外で廃棄される果物をチューハイの原料に活用する「氷結mottainaiプロジェクト」の第4弾として、香川県特産のキウイ「キウイのたまご」を使った商品を発売すると発表した。セブン―イレブン・ジャパンと連携した取り組みで、24日から全国のセブン―イレブンやイトーヨーカドーなどで期間限定で販売される。
キリンビールでは「氷結」に原料を提供する果実農家が、色や形などが規格外となった果物を大量に廃棄せざるを得ない課題を抱えていたことから、その解決に寄与したいと2024年5月にプロジェクトを開始。25年4月から企業横断の事業へと拡大した。

今回は取り組みに賛同したセブンが取引のある卸業者に声をかけ、酸味が少なく和三盆のような甘さが特徴の「キウイのたまご」を採用することになった。近年は収穫量の4分の1程度が廃棄されていたが、商品化を通じて約16万個分にあたる約5・7トンの廃棄削減を目指す方針。【鴨田玲奈】
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