カナダ銀行は17日、金融政策を決める会合を開き、政策金利を0.25%引き下げ、2.5%にすることを決めました。

利下げを決めるのは2025年3月の会合以来です。

要因については、アメリカのトランプ政権による関税措置を念頭に、関税や貿易をめぐる不確実性が経済活動の重荷になっていると指摘しています。

トランプ政権は、カナダからの輸入品に対する関税を原則として35%に引き上げ、例外として、アメリカ、カナダ、メキシコの3か国の協定に基づく製品については適用を除外していますが、関税交渉は決着していません。

カナダ銀行のマックレム総裁は会見で、「アメリカとの貿易に依存する業界では雇用が失われ、ほかの業界でも企業が採用活動を縮小し雇用の伸びが鈍化している」と述べ、景気の動向を見ながら金融政策を慎重に判断していく姿勢を示しました。

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