ロシアのプーチン政権を批判する急先ぽうとして知られた反体制派の指導者、ナワリヌイ氏は、2024年2月、ロシアの北極圏にある刑務所で死亡しました。
政権側は「自然死」だと発表しましたが、妻のユリアさんは政権が毒殺に関与したと主張していました。
ユリアさんは17日、みずからのSNSで「夫の検体をロシア国外に移送することができた。少なくとも2か国の異なる研究所で検査し、いずれも毒殺だと結論づけた」と述べました。
ただ、どのような毒物が検出されたかなど、詳しいことは明らかにしておらず、検査を行った研究機関に対し、結果を公表すべきだと訴えました。
これについて、ロシア大統領府のペスコフ報道官は17日、「何も聞いておらず、言えることはない」としています。
ユリアさんは、ロシア国外を拠点にプーチン政権への批判を続けていますが、ロシアの裁判所は2024年7月、「過激派組織に参加した」として、本人が不在のまま身柄を拘束する決定を下しています。
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