ニューヨークの国連本部では今月26日の「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」に、核兵器の脅威や廃絶に関して各国の代表などが話し合うハイレベル会合が開かれます。
この会合に日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会は田中聰司代表理事(81)を派遣すると発表しました。
田中さんは山口県出身で、1歳の時に母親の実家があった広島に原爆投下の2日後に入って被爆し、その後、複数のがんを患い、いまも治療を続けています。
去年のノーベル平和賞の授賞式には代表団の一員として出席しました。
今回のハイレベル会合では演説の時間が設けられるということで、田中さんは被爆の実相や核兵器廃絶の必要性を訴えるものとみられます。
今月24日から27日まで現地に滞在し、会合への出席のほか証言活動や平和団体との交流などを予定しているということです。
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