EUはことし6月、ニホンウナギなどを、絶滅のおそれがある野生生物の国際的な取り引きを規制するワシントン条約の対象に加えるよう提案しました。
この提案は11月からウズベキスタンで開かれる締約国会議で議論される見通しで、日本政府は、仮に規制の対象となれば日本への輸入が滞り、価格の高騰につながるおそれもあるなどとして反対の立場を示しています。

これに関連して小泉農林水産大臣は19日、EUで環境政策などを担当するロズウォール委員と会談し「ウナギの問題は簡単ではないが、日本とヨーロッパの友好的な関係を礎に乗り越えていく必要がある」と述べました。
これに対し、ロズウォール委員は「EUとしても日本とぜひ話し合いを深めたい」と述べました。
小泉大臣は会談のあと記者団に対し、「事務レベルで議論を積み上げ、大臣レベルでも共有し、お互いに建設的な議論をすることで合意した」と述べ、お互いの意見の隔たりを埋めるため、議論を続けることで一致したと明らかにしました。
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